タバコの害
タバコは、がんのリスクを高め「万病のもと」と言われています。
タバコによる発がんリスクは非喫煙者に比べて1.6倍です。
また、タバコの害が直接影響するのは肺や口の中ですが、胃がんとの関係も指摘されています。他にもがんだけでなくCOPD(慢性呼吸不全)の原因でもあり、COPDは日本における死亡原因のベスト10に入っています。
禁煙の取り組み
禁煙は孤独な取り組みです。周囲からのサポートも必要になってきます。禁煙をしようと思った人を理解し、支援してあげることが大切です。
当院では、約3ヶ月間で5回の受診が標準的です。初回にタバコ依存度のテストをします。必要に応じて、飲み薬やニコチンを補充するパッチ(貼り薬)を処方します。外来時には、禁煙のつらさなどをじっくり聞き、精神的にサポートします。
費用について
禁煙治療は保険診療です。
患者さんが3割負担の場合は、20,000円程度です。
初診料(再診料)、ニコチン依存管理料、院外処方箋量 | 6,300円 |
調剤料、ニコチンを含まない飲み薬 | 13,000円 |
合計 | 19,300円 |
※金額はあくまで目安です。実際の支払額と異なる場合がありますのでご了承ください。
★健康増進法の一部改正について
健康増進法の改正では、3つの基本的な考え方がポイントになります。
その1 「望まない受動喫煙」をなくす
その2 受動喫煙による健康影響が大きい子供、患者等に特に配慮する
その3 施設の類型・場所ごとに対策を実施する
詳しい情報は【なくそう!望まない受動喫煙】で検索をしてください。
これらの取り組みは、マナーからルールへと変わります。
ご自身の健康のためにも、禁煙を始めてみることをお勧めします。
禁煙外来のお問い合わせはこちらからお願いします。