レジオネラ症とは
レジオネラ症は、レジオネラ属菌が肺に侵入し感染することで起こる感染症です。
発症のタイプは重症の肺炎を引き起こす「レジオネラ肺炎」と、一過性で自然に改善する「ポンティアック熱」の2種類が知られています。
どんな人が感染するの?
レジオネラ属菌は他の病原菌に比べて感染力はそれほど強くないといわれていますが、免疫力の低い人(高齢者、幼弱者、免疫不全者等)や基礎疾患(糖尿病患者、慢性呼吸器疾患者等)を持っている人では感染する危険性が高くなります。また、健康な方でも疲労などで体力・免疫力が低下している時には注意が必要です。
レジオネラ症の感染予防
レジオネラ属菌は広く自然環境に生息していることから、吸い込まないようにすることは難しいと思われますので、体力・免疫力が低下しないように十分な休養、睡眠、食事をとり、規則正しい生活をすることが大切です。
家庭での注意点
お風呂 | 24時間循環式風呂を使用する場合は、ろ過器の衛生管理を行いましょう。浴槽水も定期的に交換しましょう。ジャグジーなどの気泡発生装置は感染のリスクが高いので使用時には十分注意してください。 |
加湿器 | 超音波加湿器では、水温がレジオネラ属菌を殺菌できる温度にはならないことが多いので、タンクの水をこまめに交換し、タンクも洗浄しましょう。 |
その他 | 園芸用の腐葉土や塵埃からの感染事例もあります。土いじりや農作業、高圧洗浄などの作業の際にはマスクを着用しましょう。 |
財団では、レジオネラ属菌の検査を実施しています。
ご相談は、環境部へお問い合わせください。