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公益財団法人岡山県健康づくり財団


マンモグラフィー検診を受診しましょう

ここ数年日本では、乳がんと診断される方の数が増加傾向にあります。

下記のグラフによると、40代後半と60代後半で乳がんになる方が特に多いという結果になっています。

乳がん検診にはマンモグラフィーが用いられることが多いですが、乳房を強く挟まれて痛いというイメージがあって、なかなか受診する気になれないという方も多いです。今回はそんなマンモグラフィー検診についてお話ししようと思います。

 

放射線技師の学校では、100~120N(ニュートン)の力で乳房を圧迫するように習います。

これは非常に大きな力で、約10kgの重りを乗せている重さに相当します。なぜここまで強い力で圧迫する必要があるのか、理由は大きく3つあります。

① 動きによるブレを無くすため

② 乳房が機械に密着するため綺麗な画像になる

③ 乳房が薄くなることで少ない放射線量で撮影ができる

受診する方のことを考えると③が最も大切な理由と言えます。逆に、圧迫をするデメリットは痛いと感じる方がいるということだけになります。(※乳房内に器具(ペースメーカー等)を入れる手術をされた方は破損の危険性があるためマンモグラフィ適用外)

乳がんは自己検診により自分で発見できる可能性のあるがんです。自己検診を毎月続けるとともに検診を受診し、早期に発見・治療をすることで、治せる病気になりつつあります。マンモグラフィーでは乳房を圧迫するため、痛みを伴うことがありますが、1回の被曝量を軽減し、乳がんを発見する写真を撮るために必要なことになりますので、ご理解とご協力をお願いします。

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