フレイルという言葉をご存じですか?フレイルとは「虚弱」のことです。
今回は、加齢による体力・気力の低下を指す「フレイル」についてお話します。
年齢を重ねると、猫背になり、歩く速さが遅くなり、以前に比べて活動量が減ってきます。活動量が減ると、食欲が低下して体重減少につながり、疲れやすくなります。(体力の低下)
また、外出の機会が少なくなると他人とのコミュニケーションが減り、社会参加への意欲も低下します。(気力の低下)
このような状態がフレイルです。
フレイルは、要介護の前段階であると考えられます。そこで、要介護にならないための予防が大切になってきます。
体力を衰えさせないためには栄養のある食事をとること。そして適度な運動をすることが大事です。運動をして筋力がつくと活動量が増えて食欲が増します。しっかり食べることで疲れにくくなり、家族と出かけたり、地域の行事に参加したりする意欲も湧いてきます。人と会って話すことは脳に刺激を与え、それにより生活に活気も出て、気力、体力が充実します。
将来、介護を必要としないために、日頃からバランスのよい食生活と運動習慣を心掛け、積極的に人と接して、元気に毎日を過ごしましょう。