文字サイズ
  • 文字サイズを「小」にする
  • 文字サイズを「中」にする
  • 文字サイズを「大」にする

公益財団法人岡山県健康づくり財団


フレイルを予防する食事

新型コロナで、自粛生活が長引いていますが、高齢の方の心身の機能低下が心配されています。活動量が減ったり、運動時間が減ったりして足腰が衰えてくると、転倒、骨折などで寝たきりになってしまうケースもあります。また、家に閉じこもりがちになると、体だけではなく、「心の健康」にも影響が出てきます。

フレイルとは高齢期に心身の機能が衰えた状態をいいます。放っておくと要介護になる危険があるので、早めに生活習慣を見直すことが大切です。

 

フレイル危険度チェック

  • 体重減少(6ヵ月で2㎏以上)があった
  • 筋力(握力)低下があった
  • わけもなく疲れたような感じがする
  • 歩行速度が遅くなった
  • 軽い運動・体操、定期的な運動・スポーツを週に1度もしていない

改定J-CHS基準(一部改変)

 

当てはまる項目が多いほど、フレイルの危険性が高まります。いくつ当てはまったでしょうか。1~2なら「フレイル予備軍」、3つ以上なら「フレイル」です。

 

フレイル予防の食事で大切なことは、低栄養による「やせすぎ」を防ぐことです。特に筋肉のもとになるたんぱく質が不足しないようにしっかりとりましょう。1日3度の規則正しい食事で、主食(ごはん、パン、めんなど)、主菜(肉、魚、卵、大豆製品など)、副菜(野菜、きのこなど)をそろえて食べるようにしましょう。

フレイル発症予防のためには、65歳以上の人は毎日体重1㎏当たり1g以上のたんぱく質をとることが望ましいといわれています。「主な食品のたんぱく質量の目安」を参考に、いろいろな食品からたんぱく質の摂取を心がけましょう。

 

主な食品のたんぱく質量の目安

 

ページの一番上へ