日本人の死因の約5割は、がんや心臓病・脳卒中などの生活習慣病です。
初期の生活習慣病は特に自覚症状がないことが多いため、いつの間にか病気が進行してしまう危険があります。
定期的に健診を受けて自分自身の健康状態を把握することが重要となります。
岡山市では6月から特定健診、がん検診を各医療機関で実施しており、期間が12月までとなっています。
特定健診・特定保健指導とは?
「特定健診・特定保健指導」は、メタボリックシンドロームに着目した「特定健診」によって生活習慣病のリスクを早期に発見し、運動習慣や食生活、喫煙といった生活習慣を見直すための「特定保健指導」を利用することで、生活習慣病の予防・改善につなげるものです。
がん検診はなぜ大事?
「血縁者でがんになった人はいないから…」と気にかけない人もいますが、遺伝によるがんの発症はまれなケースです。
むしろ食生活や飲酒・喫煙(受動も)・睡眠といった普段の生活スタイルが大きく影響すると言われています。
がんの早期発見・早期治療ができれば、それだけ完治の可能性が高くなるだけではなく、治療に要する費用や時間などの負担も軽くなるため、がん検診の定期的な受診が重要です。
要精密検査と判定されたら?
がん検診は、まず「がんの疑い」があるかないかを調べます。
「異常なし・精検不要」の場合は、また次回の検診を受けます。「要精密検査」の場合は、病院で精密検査を受けて、治療が必要かの診断を受けて結果を確定させます。つまり、「要精密検査」と判定されたのに精密検査を受けなかったら、途中で中止したのと同じなのです。
岡山市が実施するがん検診は、実際にかかる費用よりも安く受診することができます。
対象年齢や自己負担額は、岡山市『けんしんガイド』でご確認ください。