本格的な秋の到来ですね。
海水温も下がり魚介類も一段と美味しい季節になってきました。
しかし、
生鮮魚介類に寄生した「アニサキス」を知らぬ間に食べてしまい、食中毒が発生しているようです。(全国での食中毒発生件数 第1位:令和3年)
◇アニサキスの特徴
・線虫類の寄生虫で体長は約2㎝~3㎝で、白色の少し太い糸状の形態
・サバ、アジ、サンマ、カツオ、イワシ、サケ、イカなどに寄生
◇食中毒の症状
・急性胃アニサキス症:生鮮魚介類を食べた後、数~十数時間後に、激しいみぞおちの痛み、吐き気、嘔吐。
・急性腸アニサキス症:生鮮魚介類を食べた後、十数時間後に、激しい下腹部の痛み
◇食中毒を防ぐには
・加熱する:70℃以上、または60℃以上で1分以上加熱する。
・冷凍する:マイナス20℃以下で24時間以上冷凍する。
・目視する:刺身で食べる場合は目視で見えるときがあります。
鮮度が高く透明感のあるイカなどは透かして見えることもあります。
・釣人目線では:アニサキスは内臓におり、魚介類が死亡し鮮度が落ちることにより筋肉(身)に移動することが知られています。
昨今流行している、神経締め・血抜きに併せて早めに内臓を取り除きましょう。
「食欲の秋」
旬で美味しい秋の味覚、魚介類を安全にいただきましょう‼
(あとがき):魚介類の提供側である魚屋さんも、リスクの高い魚の加熱用提供や、冷凍処理など常に対策をしてくれている方もいらっしゃる様です。