みなさんは普段、減塩を心がけているでしょうか。日本人の1日あたりの平均塩分摂取量(厚生労働省令和元年国民健康・栄養調査)は、男性10.9g、女性9.3gです。1日あたりの塩摂取量の目標値は男性7.5g未満、女性6.5g未満なので、男女とも目標値を上回っています。また日本高血圧学会では1日6g未満、WHO(世界保健機関)では1日5g未満としています。
和食はヘルシーで健康的なイメージがありますが、一方でしょうゆや味噌を使った伝統料理が多く塩分が高い料理が多いのも特徴です。また、近年ではライフスタイルの変化から、外食や加工食品などを利用する人が増えています。
減塩のためには、「少しずつでも薄い味に慣れる」、「加工食品を控える」、「酢や香辛料などを取り入れる」、「だしをとる」、「和食と洋食をバランスよく食べる」、など食生活での工夫をしてみましょう。
また、カリウムの多い食品(野菜や果物)を一緒にとることでナトリウムの排出を促すことができます。カリウムは水溶性のため、ゆでたり、長く水にさらすと流れ出てしまうので、生で食べるようにしたり、焼いたり蒸したりする調理方法で損失を減らしましょう。
からだに入ってくる塩分量を減らし、カリウムなども上手に取り入れて減塩に取り組んでみてください。
健康づくり栄養講座を開催しました。
令和5年4月のテーマは「春を味わう和食料理」です。
《メニュー》
- ごはん
- 春野菜と鰆の焼き浸し
- 枝豆と塩昆布のポテトサラダ
- 春キャベツのポタージュ
- 茶通
今月のおすすめレシピは「春野菜と鰆の焼き浸し」です。レシピはこちらから。