日本人の死因で、もっとも多い病気はがんです。
日本で1年間に新たに大腸がんと診断された人数(罹患数:りかんすう)は、2019年では男性は約9万人、女性は約7万人です。臓器別にみると、大腸がんは男性、女性ともに2番目に多いがんとなります。
年齢別にみると、大腸がんにかかる人は40歳から年を重ねるにつれて増えていることがわかります。
大腸がんの原因として、生活習慣が大きく影響していると考えられています。
大腸がんのリスク要因として、運動不足、野菜や果物の摂取不足、肥満、飲酒、赤肉や加工肉(ベーコン、ハム、ソーセージなど)の大量摂取などが挙げられています。
また、長期にわたって炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病など)にかかっている人では、大腸がんのリスクが高くなります。
大腸がんは早期の段階では、症状を自覚することがほとんどありません。
早期に発見するために、40歳以上の方は定期的に大腸がん検診を受けることをおすすめします。