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公益財団法人岡山県健康づくり財団


遭遇率の高い危険生物スズメバチ 出会ったときの対処法は?

お出かけや散歩、庭仕事など、日常生活で野外活動をされる方は多いと思います。

しかし外で活動している生き物は私たち人間以外にもたくさんいて、中には危険な生き物も紛れています。

マムシ、マダニ、スズメバチなどが代表例です。スズメバチ

皆さんは彼らを一度は見たことがあるでしょうか。実は遠い存在ではなく外に出れば誰にでも遭遇するリスクがあります。

そこで、今回は遭遇率の高いスズメバチの情報をお届けします!

 

症状

●すぐに痛みと1㎝程度の腫れが出る。

●2~3日後、腫れが5㎝以上になることもある。

●アナフィラキシーショックの症状が現れることもある。全身症状の場合は15~30分後に症状が出現。皮膚症状(全身の蕁麻疹)、消化器症状(吐く、下痢)、呼吸器症状(息苦しい)、循環器症状(フラフラする)などが現れる。

 

対処法

○冷静になり、その場から静かに離れる。

○水洗いし、針が残っている場合はピンセットで取り除く。

○毒液や毒針を吸う専用の器具で毒を吸い取る。原則(ハチもヘビも)毒を口で吸わない。

○腫れ、痛みの部位にステロイド剤を塗布して、布で包んだ保冷剤で冷やす。

○アナフィラキシーの症状が現れた場合、エピペンを大腿部前面外則に筋肉注射し、救急指定病院へ搬送する。

 

予防方法

○アナフィラキシー既往の方、ハチアレルギーの方は、必ずエピペン携帯。そうでない方も、山に入るときは、携帯しておくと安全。

○スズメバチは8~10月頃が狂暴で危険。11月頃まで活動するので注意。長袖長ズボン

○野外活動時は皮膚を露出させないようにする。長袖・長ズボンを着用し、サンダルは避ける。

○濃い色を攻撃対象として認識しやすいので、黒い服を避ける。

 

意外と知らない情報もあったのではないでしょうか?

もちろん刺されないに越したことはありませんが、いざという時に命を守る一助になれば幸いです。

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