皆さん、放射線は身近なものだとご存じですか?
私たち普段の生活の身の周りからも放射線は放出されております。
私たちは、知らず知らずのうちに世の中にあるさまざまな放射線を受けて生活しています。
例えば、宇宙、大気中にある空気や地面、口にする食べ物にもあります。
このように自然界に存在する放射線物質から出ている放射線は自然放射線。
原子力施設や病院などから人工的に存在させられた放射線は人工放射線といいます。
常に放射線を受けているときくと不安になると思うかもしれませんが、
一年間に被ばくする量はごくごくわずかです。
自然放射線は日常生活を送っているだけで
日本人は年間に約2.1ⅿSv(ミリシーベルト)になります。
国ごとに摂取量は異なり、世界での年間平均は約2.4ⅿSvです。
さらには、定期健診等で実施される
胸部X線撮影 約0.06ⅿSv/回、胃部X線撮影 約0.6ⅿSv/回程です。
それほど常日頃から受けている自然放射線に比べて大きくないことが分かります。
病院で受ける他の放射線検査等も医師、診療放射線技師が最適な線量を使用し
検査が行えるよう日々努めています。
もし、放射線の検査に対し不安に感じることがありましたら
医師、診療放射線技師にお尋ねください。
そして、毎年定期的に検診を受診するように心がけましょう。