「大根」の名前の由来は、文字通り、「大きな根」の字があてられたといわれています。昔は「おおね」と読まれていましたが、室町時代頃から「だいこん」という読み方に変わったそうです。
大根は冬の寒い時期に収穫される野菜で寒さに強く、保存性にも優れているので、冬の食卓には欠かせない食材のひとつです。
大根には老化予防や免疫機能の低下を抑えるビタミンCやとりすぎた塩分を排出してくれる働きのあるカリウム、腸の調子を整えて便秘予防に効果的な食物繊維などが含まれています。そして、大根に含まれている成分で最も注目したいのは消化酵素であるアミラーゼです。アミラーゼはジアスターゼとも呼ばれ、でんぷんを分解し、食物の消化を助け、胸やけや胃もたれを予防する働きがあります。アミラーゼは加熱に弱いので、大根おろしやサラダなど生で食べるのがおすすめです。
おいしい大根の選び方は、ずっしりと重みがあり表面が白くツヤツヤとしたもの、硬くてみずみずしいもの、曲がっていないものを選びましょう。
年末年始に忘年会やクリスマス、新年会で食べ過ぎたり飲みすぎたりして胃が疲れたら、胃腸に優しい大根を使った料理を取り入れてみましょう。
健康づくり栄養講座を開催しました。
令和5年12月のテーマは「おせち料理を手作りで」です。
《メニュー》
- きなこ豆腐餅
- かんたん豚の角煮
- 柚子胡椒なます
- たたきごぼう
- カシューナッツ入り田作り
- ココア茶巾
- かまぼこサンド
今月のおすすめレシピは胃腸に優しい大根を使った「柚子胡椒なます」です。レシピはこちらから。