きゅうりには「栄養がない」とよくいわれますが、きゅうりは100g(1本)が13kcalでカロリーが低く、95%が水分なので、栄養素が少ないと誤解されやすいのです。実際にはビタミンやミネラルが豊富に含まれています。
きゅうりにはカリウムが多く含まれていて、カリウムは体内の余分な塩分(ナトリウム)を排出する働きがあり、高血圧やむくみの予防に効果的です。また、筋肉の収縮や神経の伝達にも関わっています。その他、免疫力を高めたり美肌作りに効果的なビタミンC、便秘の改善にも効果が期待できる食物繊維なども含まれています。カリウムやビタミンCなどは熱に弱いので、加熱せずに生で食べることで効率よく摂取できます。
おいしいきゅうりを選ぶポイントは、濃い緑色で張りのあるもの、表面のイボがしっかりあるもの、太さが均一のもの、時間とともに両端から水が抜けていくので端が硬いものを選ぶようにしましょう。
保存するときは低温だと傷みやすいので、1本ずつキッチンペーパーや新聞で包んで冷暗所(夏は冷蔵庫の野菜室)で立てて保存しましょう。
水分やカリウム補給に効果的なきゅうりは、夏におすすめの食品のひとつです。
初心者のための栄養講座を開催しました。
令和5年7月のテーマは「気軽に韓国気分 ビビンバ」です。
《メニュー》
- ビビンバ
- 温泉卵
- きゅうりのピリ辛漬け
- わかめスープ
- 桃のヨーグルトゼリー
今月のおすすめレシピは「きゅうりのピリ辛漬け」です。レシピはこちらから。