ぶりは成長に伴って名前が変わっていくので出世魚と呼ばれ、縁起物として料理に使われることもあります。地域によって呼び名が異なりますが、「ぶり」と呼ばれるようになるのは80㎝以上に成長してからです。
旬は1月~2月頃で、この時期は脂がのっており、刺身で食べても、焼き料理や煮物にしてもおいしく食べられます。
代表的な栄養素は、EPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)といったn-3系多価不飽和脂肪酸です。これらは善玉コレステロールを上げたり、中性脂肪を低下させたりする働きがあり、動脈硬化予防に効果的です。また、DHAは脳神経機能に重要な栄養素で、記憶力の向上や認知症予防などへの効果が期待されます。
また、ビタミンⅮも多く含まれており、ビタミンⅮにはカルシウムやリンの吸収を促進して骨を強くしたり、血中カルシウムの濃度を一定に保つ働きがあります。
ぶりの脂を効果的にとる食べ方としては刺身がおすすめですが、煮ても焼いてもおいしく食べられるので、いろいろな料理に使ってみてください。
初心者のための栄養講座を開催しました。
令和6年1月のテーマは「あったかおいしい ぶり大根」です。
《メニュー》
- ごはん
- ぶり大根
- ブロッコリーのマスタード和え
- 厚揚げと小松菜のみそ汁
- ほうじ茶ミルクようかん
今月のおすすめレシピは「ぶり大根」です。レシピはこちらから。