文字サイズ
  • 文字サイズを「小」にする
  • 文字サイズを「中」にする
  • 文字サイズを「大」にする

公益財団法人岡山県健康づくり財団


アンチエイジングと食事

アンチエイジングは「抗加齢」、「抗老化」ともいわれますが、「加齢」とは人が生まれてから死ぬまでの時間経過のことで、すべての人に平等に訪れます。一方、「老化」とは加齢に伴う生理機能の低下のことで、肌のしわやシミ、たるみ、骨や筋肉の衰え、認知症、生活習慣病などがこれに当てはまり、老化の速度には個人差があります。アンチエイジングでは、見た目ももちろんですが、体の中から「老化」を遅らせることで「健康寿命」を延ばすことが大切だと考えられます。

老化の主な原因には、「糖化」と「酸化」があります。

「糖化」とは「からだが焦げること」で、体内の余った糖分がたんぱく質と結びついてAGE(糖化最終生成物)という物質が増え、体の細胞を劣化させる現象です。

「糖化」を防ぐためには、糖質をとり過ぎないこと、血糖値の急上昇を抑えること、AGEの多い食品を控えることです。そのためには、砂糖を使った甘いお菓子、パンやごはんなどの炭水化物をたくさんとりすぎないことや食物繊維を多く含む野菜をしっかりとること、AGEが多く含まれる揚げ物や照り焼きなどの焦げ目がついた食品を控えることです。

「酸化」とは「からだが錆びること」で、活性酸素の攻撃で体の各機能が落ち、劣化する反応です。

体を「酸化」から守るためには、ストレスをためないことや規則正しい生活をすること、抗酸化物質をしっかりとることです。抗酸化物質は野菜や果物に多く含まれます。赤ワインや大豆、緑茶などに含まれるポリフェノールもおすすめです。

「糖化」と「酸化」を防いで、いつまでも若々しい体づくりをしていきましょう!

ページの一番上へ