冬の旬 レンコン
「先の見通しがよい」と、縁起物としてお節料理などにかかせないレンコンですが、栄養豊富で美容にも健康にも効果があるそうです。
レンコンには豊富なビタミンCの他、タンニン、食物繊維などが多く含まれています。
美肌や風邪の予防、疲労回復などに効果があるといわれるビタミンCは熱に弱いですが、レンコンの主成分であるでんぷんによって守られるため、加熱しても壊れにくいとされています。
タンニンには抗酸化作用や、消炎、収れん作用があるといわれています。
食物繊維には便秘の予防や整腸効果、コレステロールを低下させる効果があります。
レンコンには不溶性、水溶性の両方の食物繊維が含まれ、レンコンが糸を引くのは、不溶性食物繊維によるものです。水に溶けず、胃や腸で水分を吸収してふくらみ、大腸にまで届きます。これが大腸を刺激することで、腸のはたらきが活発化されるのです。
抗酸化作用や高血圧予防、むくみや便秘の解消など、レンコンには健康や美容の効能があり、古くから漢方薬としても重宝されてきました。調理法によって変わる食感を楽しみながら、広く料理に利用しましょう。