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公益財団法人岡山県健康づくり財団


災害時の食事対策

災害はいつ起こるか予想が立ちません。異常事態が起こると食事環境は一変し、ガス・水道・電気が止まり、普通に台所で調理ができなくなります。食品生産や流通もストップし、食べ物や飲料水が不足します。このようなことが起こったときに慌てないようにするため、日頃から準備をしておきましょう。

非常食の準備についてですが、食品には賞味期限※があるので、半年や1年といった備蓄のサイクルを決めます。それに合わせた賞味期限の食品をそろえます。または、ローリングストックといって、普段食べているものを多めに買い置きし、期限が切れる前に食べ、不足分を新たに補充する方法もおすすめです。

備蓄量の目安は最低でも1人あたり3日分で、余裕があれば1週間分用意しておきましょう。この3日分というのは、被災後に支援物資が届くまでの期間を自力でしのげる量を目安としています。飲料水は1人あたり1日に3リットル(3日分で9リットル)は準備しておきましょう。

また、災害は不安やストレスをもたらし、食欲もなくなるので、主食、おかず、飲み物などバランスを考えて、「好きなもの」を備蓄しましょう。そして、災害が起きた時に、防災グッズを探している余裕はないので、なるべく目につくところに置くことをおすすめします。

「備えあれば憂いなし」です。日頃から防災を意識し“いざ”という時に少しでも快適な避難生活が送れるように非常食を準備しておきましょう。

 

※賞味期限とは袋や容器を開けないままで、書かれた保存方法を守って保存した場合に、品質が変わらずにおいしく食べられる期限のことです。期限が過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではありません。一方、消費期限とは安全に食べられる期限のことで、期限を過ぎたら食べないほうがよいです。生ものや傷みやすい食品に表示されています。

《非常食におすすめの食品》

●災害が起こった直後(包装を開けてすぐ食べられるもの)

缶入りパン、缶詰(シーチキン、サバのみそ煮、煮豆、コーン、フルーツ)、アルファ化米、 バランス栄養系食品、缶ジュース、缶コーヒー、シリアル、ビスケット、クラッカーなど

 

●やや落ち着きを取り戻した時期(電気が使えるようになったら)

カップ麺、無洗米、レトルト食品など

※カセットコンロなども準備しておくとよい

 

 

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