当財団はSDGs達成へ貢献するためにさまざまな活動をしています。
そのひとつが、敷地内で集められた落ち葉を利用した堆肥づくりです。
落ち葉をただのゴミとして廃棄してしまうのではなく、人と自然の力を利用して新たな植物を育てるための堆肥にしよう!という持続可能な地域環境保全のための取り組みです。
微生物の力を利用し、落ち葉という大きな有機物を細かい栄養素にまで分解し発酵させたものが堆肥です。
私たちはおよそ1年かけて落ち葉の堆肥化に取り組みました!
昨年の秋に集めた落ち葉を敷きつめ、足で踏み固め、その上に発酵を促進する米ぬかを撒きます。この落ち葉と米ぬかの層を何層もつくり、水やりをして雨よけのブルーシートを被せます。
さらに微生物の働きを十分に利用するため、落ち葉を攪拌(切り返し)します。
微生物が落ち葉を分解するとき、たくさんの酸素を必要とします。発酵が進むと土の温度が上がり、さらに酸素が少なくなってしまいます。定期的に落ち葉の切り返しをすることで、新鮮な酸素を供給します。
また、土の中の水分が多すぎても少なくてもだめで、ブルーシートの下の乾燥ぐあいを観察しながら水やりをします。
切り返しはおよそ一月に一度の頻度で行いました。
大きなスコップで落ち葉を切り返していると、ミミズ、ダンゴムシ、甲虫の幼虫などの小動物もたくさんみかけます。これらの小動物たちも落ち葉を細かく分解し、堆肥づくりを助けてくれる仲間です。
落ち葉堆肥は適量を土に混ぜ込むことで、土壌の改良効果が期待できるそうです!
炭素を多く含んでふかふかと柔らかくて通気性がよく、与える水や肥料をバランスよく保持してくれ、味の良い作物をつくる手助けをしてくれます。
2024年10月14日に南部健康づくりセンターで開催された健康フェスタでは、この活動でつくった落ち葉堆肥を無料で配布させていただきました。
昨年の秋から今までの堆肥づくりの様子は当財団のInstagramで紹介しています。そちらもぜひご覧ください!