課題名:急速に増悪した検診発見胃がんの検討 -胃X線像からの検討
岡山県健康づくり財団保健部では、岡山県健康づくり財団倫理委員会の承認を得て2013年4月1日~2019年3月31日の間に岡山県健康づくり財団保健部で胃がん検診を受けられた方を対象とし急速に増悪した胃がんについての研究を実施します。今回、この研究による新たなご負担は一切ありません。またプライバシーの保護につきましては法令等を遵守いたします。あなたの診療情報について、本研究への利用を望まれない場合には、問い合わせ担当者までご連絡ください。
1.研究概要と目的
対策型胃がん検診が2015年度までの「X線検査を毎年」から2016年度以降「X線か内視鏡検査のどちらかを1年おき」に改められた。しかし、検診の現場では前回に比べ急速に増悪した胃がん症例も散見される。今回2013年~2019年度 当施設の胃がん検診で発見された胃がん症例125例を基に急速に増悪した群とそうでない群の年齢、性別、肉眼型、占拠部位、胃粘膜襞の分布、胃体部胃小区の比較検討を行ない、胃がんの早期発見と適切な管理方針の策定に資することを目的としています。
2.研究期間
2013年4月1日~2019年3月31日
3.方法
対象の方のうち最終診断が胃がん方の①年齢、②性別、③がんの肉眼型、④占拠部位、
⑤胃粘膜襞の分布、⑥胃体部胃小区について検討します。
4.情報の保存
本研究で得られた情報は、研究終了後5年間保存されます。また、保存されている情報を基に研究実施期間の延長や新たに研究を行う場合は、岡山県健康づくり財団ウェブサイトおよび検診車へのポスター掲示等によりお知らせいたします。
5.情報の開示
対象者となる方からのご希望があれば、研究の実施に支障がない範囲内で、本研究の資料等を閲覧することができます。問い合わせ・連絡先までお尋ねください。
6.研究結果の取り扱い
本研究で得た結果は、対象者となる方の個人情報がわからない形にした上で第60回日本消化器がん検診学会総会にて発表されます。また、その他学会や論文で発表されることがありますのでご了承ください。
6.問い合わせ・連絡先
本研究に関するご質問等は、下記の連絡先までお問い合わせください。また、あなたの情報が本研究に使用されることについてご了承いただけない場合には対象としませんので2021年5月31日までに下記にお申し出ください。情報の使用をお断りされても不利益が生じることはありません。なお、既に研究がある程度進んだ時点で拒否のお申し出をいただいた場合は、あなたとあなたの情報を結びつける手がかりも完全消去されるため取り消すことができず研究に使用される場合もございます。
岡山県健康づくり財団保健部検診課
担当者:中島 明久
連絡先:086-246-6256
[研究組織]
代表:春間 賢 川崎福祉大学・川崎医科大学 特任教授
<共同研究者>(50音順)
板野晃子 岡山県健康づくり財団保健部
木科雅也 岡山県健康づくり財団保健部
岸本壽男 岡山県健康づくり財団保健部
木村貴之 岡山県健康づくり財団保健部
黒瀬昭良 岡山県健康づくり財団保健部
高倉友里 岡山県健康づくり財団保健部
土本明葉 岡山県健康づくり財団保健部
中島明久 岡山県健康づくり財団保健部
春間 賢 川崎医科大学総合医療センター総合内科学2
眞部紀明 川崎医科大学 検査診断学(内視鏡・超音波)
門内弘英 岡山県健康づくり財団保健部
山神涼一 岡山県健康づくり財団保健部